宙葉 aka KEIJI – 2nd EP『Day drip』

福岡親不孝通りを拠点に活動するギタリスト／トラックメイカーの〝宙葉 aka KEIJI 〟が2nd EP『Day drip』を9/28㈪に配信リリース。

ギター＋キーボード＋声＋サンプラーを一人で操る「One man BAND」＝宙葉 aka KEIJI。

本作はJAZZ、SOUL、HIP HOP、REGGAE、HOUSE、ROCKを横断したCHILLなトラックで構成されており、
客演にはMOONROX、LEVELCORE MC’s、KAYO、EUGLENA MANを迎えた意欲作となる。

また、EPから「Trip feat. KAYO」のミュージックビデオも公開された。

※下部にYouTubeあり

///////////////////////////////////

宙葉 aka KEIJI「Day drip」

2020.9.28 release

1. SUNNY WIND feat. MOONROX
2. BYBY BABYLON feat. LEVELCORE MC’s
3. CLOCK WORK
4. Trip feat.KAYO
5. 丹田コンシャスネス feat.EUGLENA MAN
6. TAIL LAMP

福岡のストリートでとにかく音を紡いできた男といえば、宙葉はその筆頭に間違いなくいる。

いつ出会ったかも覚えていないくらい、出演でも遊びでもあらゆる音の現場にいつもいる。ソロでもユニットでも、クロスオーバーに音に触れてきた福岡ストリートギタリストの一つの中継点、というのが今作から思う私のイメージ。

私たちの別府でのイベントにも出演してもらったことがあるのだが、別府のハコはもともとジャズ好きが集まる場所だったこともあり、アップライトのピアノが一台置いてある。それをリハ前に見つけて楽しそうに弾く彼は、本当に音が好きなんだなと感じさせるシーンで、印象的に記憶に残っている。

宙葉の音はレベルミュージックに捉えられがちだが、実際の音の幅はもっと広い。ギタリストでもあるが、それはほんの一面で、実際の彼はあらゆる楽器で音を織り上げるコンポーザーであり、音の分類をすることは無粋だと思う。それくらい彼の触れてきた、奏でてきた音は境界がない。

今作はそれを遺憾なく発揮したものだが、私もリリースされた音を聞いて驚いたのは、熊本のEUGLENA MANとの一曲。あるイベントで一度一緒になったのは見たが、その後にこんなトラックを作っているとは思ってもいなく、楽しく嬉しいサプライズだったのは私だけではないはず。

宙葉の音は福岡が中心というだけで、行く先はもっと広い場所に向かっていると感じさせる今作は、ぜひ聞いてほしいとお勧めできる一枚になった。

同レーベルBrokenwordzのKAYOとのユニットでMVを撮影しており、そちらもぜひ見てほしい。こちらは先行でSHANTIというEPを発売しているがこちらもかなり良作なので併せて是非。

KAYO SHANTIのプレス版はこちら

宙葉 aka KEIJI- Day drip [On release]